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わたしのピラティス

 

そういえばピラティスのことを意外と書いてきていないんですよね。

 

だけど、私は自分の人生になくてはならないと感じる程ピラティスが大好き。
私自身もレッスンを受けているし、少ししかできなくても毎日ピラティスしたくなる。

 

うちにセッションに来てくれる人は、ピラティスの人がいちばん多いです。

 

だから、クライアントさんがピラティスをした後の体感を高揚感たっぷりに伝えてくれたり、

わかるー!!、そうそうー!って共感する瞬間や
その人が自分の可能性を実感したり、これかぁーって自然とカラダから湧き上がる瞬間だったり。

 

そんな感動の瞬間に居合わせてもらえてるけど、
カラダの感覚のことを言葉で表現するのはなかなか難しいんですよね。

 

 

そう。言葉ならないってやつ、繋がるピラティスに近づけば近づくほどそんな体感が多くあるんですよね。

 

 

 

わたしがたどってきたピラティスについて書いてみようと思う。

 

20代後半。これから歳を重ねていく中で、どんなわたしがどんな風に自分の人生を送りたいか漠然と考えていたときに、大人で幸せそうな人って魅力的だなと感じることに気がついた。

 

楽しそうな大人ってなんかいいなって。

 

わたしの中で、20代の時って色んなことで悩んだりもがきながらも、みんなぴちぴちだし(死語?)自分達が世界の中心で、遊びも恋も仕事も、わたしたちイケてる!わたしたち楽しい!!に全力だった気がする。わたしがイキってただけなのもありそうだけど笑、でも人それぞれあってもそんなに周りの20代と大差ないと思っていたし、顔に生き方が現れるのはまだ先やから、見て見ぬふりもまだいける。セーフ的な。笑

 

今(20代)は今(20代)でいいけど、若い=いきいきしてる。とかじゃなくて、歳を重ねていくたびに、いきいきしてる人って本当に素敵だなって。

当時のわたしにそんな風に映る大人は少なくて貴重だったように思う。

 

 

とにかく、その人のことよく知らんけど、なんかイキイキしてるなって。それが知らない人から見ても滲み出ているような大人になりたかった。
(20代ももう大人なんですけどね笑)

 

 

そんな大人になりたいと思ってたら、どんどんカラダを動かすことに興味が湧いていった。

 

 

ピラティスのインストラクターを目指す前から、もともと身体を動かすことは好きだった。
身体は柔軟性があったし、体力にも自信があった。

 

ただ姿勢は良くなかったと思う。

 

アパレル時代に店頭で先輩スタッフに姿勢悪いことを指摘されたこともあった。

昔の自分は一体どんな姿勢やったんか今、見てみたいわ。笑

 

 

 

苦手なエクササイズはもちろんあったけど、なぜ苦手なのか?とか、カラダの使い方の癖があるというようなフェーズにもいてなかったので

【知らず知らずのうちにどこかをかばって】

 

そのまま一生懸命ピラティスの練習を重ねて動きは習得していった。

今までにない運動量でもあったし、カラダもみるみる変化していったのもあってハードだったけど、楽しかった。

 

 

このエクササイズはこの筋肉やこの筋肉群を意識して動かすんだよって教科書に書いてあったから、その通りに練習してた。

 

 

『本当にピラティスのインストラクターになってんや。』

 

 

それが、インストラクターになって間もない頃ヘルニアになって脚が痺れて動かなくなり、誰かにピラティスを教えるどころか、1人で外を歩くのさえも怖くて出来なくなった。(※その時のことのブログはこちら

 

 

それから少しずつ良くなっていったけど、どこか万全じゃない何かわからないけど違和感を感じながら動いていた。

 

 

なんか違うねんなぁ。

でもなにかわからん。

 

 

以前は、勢いや知らず知らずにどこかをかばいながらでもなんとか見た目はできていたけど、今は見た目だけで動いたらあかんで警報が出てる感じ。

 

 

 

そんな時、インテグレイティッドヒーリングの講習会でサンディエゴに行っていた時、ピラティスも教えてるいずみさんが講習会に参加している仲間の一人に身体の使い方をレクチャーしていた。

 

 

私、昔から身体を使うことには根拠のない自信がなぜかあって。笑
でもなんとなく、もし自分がこれを出来なかったら嫌やなぁ。。そうよぎるとここに居たくなくて、存在を薄めるようにその場をちょいと離れてみていた。

 

 

「まゆちゃんもやってみる??」

 

『きたーーーー。。。

でもちょっとやってみたい。』

 

 

いずみさんがその時レクチャーしてくれてたのはピラティスじゃないんです。

ただ

この体制でかかとで押してみて。

とか

親指使って

とか

腰じゃなくお腹使って。

 

って言われるからそれをただやればいいのに

たったそれだけなのに全然出来なかったんです。

 

 

悔しかった。

カラダを使うことには自信があるのに、ただ踵を押してって言われてるだけのことが、わたしは出来ない。。。

もう、ショックすぎて呆然。そのあとしばらく放心状態。。笑

 

 

この頃のわたしは、ピラティスって、ピラティスの動きができるようになったらそれ以上良くなるって限界あるんかな?って感じていて、

正直、自分がピラティスすることも、教えることにも少し飽きていた。

 

 

だけど、この時に思った。

 

 

悔しいけど、自分のカラダのこと、カラダの使い方のこと、わかってると思っていたけどまだまだ全然知らないことたくさんある。

ピラティスを習得したんじゃなくて
ピラティスのやり方ができるようになってただけだったんだ。

 

 

本物になりたい。
このちょっとしたことでも違いを感じた凄さを伝えられる人になりたい
だから自分がもっと体感したい。

 

 

 

これを機に自分のカラダに向き合いなおし、カラダの繋がりや、人間のカラダの可能性にワクワクして、ピラティスってこんなに楽しいんや!って更新されていったのはこの時があったからだって思ってる。